花子のマラソン日記プラスα

ひとりの女性が旅立ちました。

5年も大変な病いと闘って最後の最後まで弱音を言わず、頑張り通しました。


マラソン大会が終わった直後に電話が鳴り、帰路を急いでもらいました。

山岸ご夫妻、美香さんごめんね。


途中見上げた空はとっても青くいつもの変わらない日常の風景。

彼女にはどう写っていたのだろう。


最近は体調が思わしくなく、彼女の実家にも帰れずにいたため「実家に行きたい」と・・・

彼女の希望を叶えて実家へ帰って来ました。

そして実家から旅立って行きました。

檀家のお坊さんは「故人は出家してお坊さんになるんです」

と説法して下さいました。



彼女は1週間前の娘の結婚式をずっと楽しみにしていました。

でも歩くこともできなくなってしまい、式の数日前から歩行訓練を始めたそうです。

たったの10ｍも困難だったそうです。

だけど彼女は弱音を決して言わずに頑張ったそうです。


結婚式ではとってもとっても嬉しそうな笑顔が印象的です。



いつもワタシのマラソンは応援してもらっていました。

横浜国際女子や長野マラソンも応援に来てくれたよね。



「応援してくれる人がいると思うと心強いもの！最後まで諦めないで頑張るんだよ」

ってメールもらいました。


それだけ頑張って走っただろうか、頑張って苦しさを乗り越えただろうか。

彼女の頑張りに比べたらほんの僅かで恥ずかしいほど。


辛い時、彼女のこの言葉を思い出して苦難に遭っても乗り越えて行きたい。